皆様、こんにちは!ウィジードッグアカデミー本部の石川です。
ブログを書くのは約半年ぶりなのでお久しぶりです!もしくははじめまして!
さて、本日6/29(水)に初めての施設様にドッグセラピー訪問してきました。
私達のドッグセラピー訪問施設は高齢者施設様に伺うことが多いのですが、本日は「緩和ケア」を目的としている施設様への訪問でした。
定義が異なるようですが、少し前だと ホスピス と呼ばれていた場所です。
ガンや病気を抱えている方たちを対象に、個室訪問とホールでのアクティビティの2本立てのセラピーの予定です。
私とパートナーのファン。そしてロイヤルホームセンター南千住店で活躍していてドッグセラピストでもある
平野トレーナーが参加してくれました。
まずは個室訪問から。全8部屋にお伺いしました。
病状や状態は皆様様々でしたが、基本的にはベッドの上で寝ている方が多く、起き上がることも難しい状況であり、
言葉でのコミュニケーションは取ることができないことほとんどでした。
目線に入るようにファンの顔を近づけさせていただき、スタッフ様のフォローもありながら手先にファンの体が触れるようにさせていただきました。
喜んでいたのか、はたまた少し怖かったり嫌だったのか、、、感情は経験の浅い私には読めないことも正直ありましたが
呼吸や目線、口の動き、目の見開きなどで反応があることはありました。
以前にシェルティーを飼っていたという女性の方がいて、そのご家族様からファンがとっても似ていると教えてくれました。
涙を浮かべて喜んでいただき、女性の方の娘さん、お孫さんとファンで一緒に集合写真を撮影。
とても喜んでいただけて嬉しかったです。
個室訪問終了後、続いては車いすなどで移動できる方達にはホールに集まっていただきアクテビティの時間です。
ふれあいの時間、キャッチボール、ドッグダンスの披露やミルクやりなどをさせていただきました。
多くの方にご参加いただきましたが1名の男性の方とのお話を記載したいと思います。
アクテビティの準備している時間からずっと端にいる男性の方がいました。
ファンがご挨拶で近づくたびに 「かわいがると離れるのが嫌になるんだよ」と言って少し触るのをためらっていました。
過去に愛犬との別れがあったことがスタッフ様とのお話から推測できました。
全員集まり、セラピーがスタートした後に、最初のふれあいは少しだけなでる程度で同じように接することをすこしためらっていることを感じました。
しかし、その後のキャッチボールの時間では投げてくださる方を挙手で募ったら真っ先にその男性が手をあげて
ファンに向けてボールを投げてくださりました。
そこからファンを触るときの発言が「かわいいな」に変わったのです!
最後まで積極的にプログラムに参加いただき、ホールからの退出も最後の一人になるまで残っていただき
手を振ってまたねをさせていただきました!
全てのプログラムが終わった後に、施設スタッフ様から
その男性の方が最近調子が思わしくなく、機嫌も良くない状態が続いていたことをお聞きしました。
ファンくんのおかげで久しぶりにしゃべってくれたよ!!と撫でていただいたときには
胸に熱いものを感じました。
目の前にいる方に変化をもたらすことができる。
そんな犬の素晴らしい力を実感しながらもドッグセラピーのやりがいを感じた1日でした!