2022年09月30日

ペット同行で避難訓練!!

皆さんこんにちは。
ウィジードッグクラブ本部の加藤です。

日本に住んでいると、地震や台風など自然災害に見舞われることもあると思います。先日も台風の影響で多くの被害が出ました。
そんな中、「環境省が災害時に住民がペットを連れて避難できる態勢を整備する自治体を支援する」という記事がニュースになっていました。その一環として、今年中にペット同行の避難訓練がされるそうです。

記事によると……

避難訓練は所要時間を半日程度とし、避難場所の敷地内にペットを入れるケージを設置することを想定。一般の避難者とペット同行者の行動範囲を分けるなど、トラブル回避に向けた工夫がされる。
ペットと一緒に避難する場合は、犬なら”人に向かって吠えない””ケージに入ることを嫌がらない”といった基本的なしつけが求められる。

東日本大震災以降、”ペットと一緒に避難する”という事についての話題が増えたと思います。私たちドッグトレーナーも、一般のお客様に対して、災害時を想定してハウスを使えるように指導を行う機会も増えたような気がします。
そして記事にもあるとおり、避難所のような公共の場所では犬のしつけが重要になります。ただ難しいのは「しつけ」といった概念はとても幅広く、人によってその認識は異なるという点です。

私はこういった大雑把な概念を具体的な言葉にして、広く多くの人に理解してもらうこともドッグトレーナーの役目だと思っています。動物福祉(特に犬猫)にも様々な意見はあると思いますが、災害のような非常時になった時、必ず人の生活が優先されるはずです。そしてその隙間を縫って動物たちは生活をせざるを得ないでしょう。
私も一人の愛犬家として、犬の知性や感受性には驚かされることばかりです。しかし、どんな犬であっても急激な生活環境の変化には少なからずストレスがかかります。そして必要以上のストレスは、心身にダメージを与えます。

ではそういったダメージを少なくするために必要なことは何かというと
「普段から慣らしておく」
これに尽きると思っています。もちろん、普段から過酷な状況で生活をさせるということではありませんよ。
例えば……
・日常的にハウスを利用する
・人が家に居ても、犬と隔離した状態を作る
・吠えることを容認しない
・排泄は人のタイミングでもできるようにする
・環境変化(外出する機会)に慣らしておく    など

これらは一朝一夕ではできるようになりません。日々の生活でゆっくり慣らしていく必要があります。私も今の仕事に就くまでは、一般の愛犬家でしたので、これらを日常的に行うことの難しさは十分理解しています。
しかし、散歩と同じで犬と一緒に快適な生活を送るためには必要なことだと思います。

そしてもう一つ。
今回の記事を読んで、感じたことがあります。
それは「愛犬家以外の人にも、犬(ひいては動物)のことを知ってもらう必要がある」と言うことです。
例えば、犬の散歩をしていると、不用意に近づいてきて触ろうとする人がいます。こういった人たちはある意味危険だと思います。普通、初対面の人と出会った時、不意に近づいて触ることはないでしょう。なぜなら、相手に失礼だからです。
これは犬相手にも同じことが言えます。でもそれに気づいている人(特に犬と生活をしたことがない人)は少ないのです。なぜなら、犬を知らないからだと思います。
決して悪気があるわけではなく、ナチュラルにそういた行為をしているのだと思います。知らないからこそ、危険なのです。

そういった人たちに、犬(動物)のことを知ってもらい、適切な対応をできるようにすることも、必要ではなかなと感じています。そしてそれができるのは、犬のプロであるドッグトレーナーだと思います。

今回の取り組みは、とても素晴らしいものだと思いますが、課題もたくさんありそうだと感じます。
皆さんはどのように感じましたか?
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posted by Wiz.dog Club at 12:00| 思うこと