2022年02月09日

自分の解

こむずかしいことばかり書いている東村です。
今回も少しウザそうなことを書きます。


勉強で得るのは「他人の解」、勉強するのは「自分の解」を見つけるため……。

囲碁では形や手順を覚えなければなかなか上達しません。そして、いくら形や手順を覚えたとしても、思考する力がないと、上級者には勝てません。つまり、囲碁は、先人による「他人の解」を覚えた上で「自分の解」を見つける努力をしないとなかなか上達しないゲームなのです。

Wiz.dog Clubでは、ドッグトレーナーやWDA受講生を対象に、犬のしつけや訓練はもとより、運動や疾病、栄養、免疫など犬の健康に関わるいろいろな勉強会を開催しています。これからも、その機会をどんどん増やしていきたいと思います。

われわれの仕事はお客様にプロとしての知見をお伝えすることです。そのためには、勉強を続けることが欠かせませんので、勉強会を開催することはとてもいいことで大切なことです。ただ、私はひとつ大きな懸念もいだいています。それは、受け売りを得意とする者の受け売り姿勢を助長するのではないか、という懸念です。

私たちは、小中高の教育において、あるいはさまざまな資格取得において、「他人の解」を問われる試験に直面させられてきました。それらのほとんどの試験では、ただの「他人の解」を問われるだけで、それらを分解し合成した「自分の解」が問われることはあまりありません。いかに「他人の解」を覚えられるか、が勝負の決め手になるのです。

そんな教育や資格制度が、「他人の解」を覚えること=自らの価値が向上すること、という勘違いを染み込ませ、受け売りを得意げに話す人=ただの知ったかぶりを巷にあふれさせる原因にもなっていると思うのです。本来、それらの「他人の解」を得た後に「自分の解」を求める作業に移ることが大切なのに、です。

いくら勉強しても「自分の解」はなかなか見つかりません。ずっと探し続けなければならないことばかりです。だからそれをめんどくさく思ったりあきらめたりした者たちは「他人の解」を援用するという安きに流れてしまうのでしょう。

どうかWiz.dog Clubの勉強会は、「自分の解」探しにつながって欲しいと願っています。

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posted by Wiz.dog Club at 16:09| 思うこと