皆様こんにちは。
ウィジードッグクラブ本部の金成です。
昨日ウィジードッグクラブのトレーナーたちで本をみんなで読みあう勉強会がありました。
現在は「イヌの動物行動学」という本を読んでおります。
この本の中ではよく実験の様子なんかも明記されており、面白いなぁと感じております。
今回の章では実験条件をそろえる事だけでなく、行動に影響を与える可能性のある潜在的な変数をそろえなければならないと明記されておりました。
いわゆる飼い方に違いがあると行動にも変化が出るという事です。
また、実験の際にはその犬の普段の様子で変化を見なければならない為飼い主が一緒にいなければならないというものもあると記載があり、一方でいると影響を与えてしまう場合もある為犬単体で見ていかなければならないともありました。
実験をするといってもなかなか難しいと読み終わった後にトレーナーたちと話し込んでおりました(笑)
ここで話に少し出てきますが、「犬の普段の様子」が出るために飼い主がその場にいなければならないという理由です。
いわゆる安全基地という話でしょう。信頼しているからこそいつもどおりが発生出来る。
しかしながら「いると影響を与えてしまう場合もある」というのが私が気になったポイントです。
2019年になりますが「犬と飼い主、15秒間隔でも「共感」 心拍解析して確認」という記事がありました。
この実験によると心拍数の同調が見られたということです。
またこの心拍数の同調が見られた犬は一緒に暮らしている時間が長い子の方が多く見られたという事でした。
いわゆる、信頼関係が強くなればなるほどこういった傾向がみられるという事ですね。
私個人としては自分の心の動きを犬はよく見ているなぁと感じる事が度々あります。
パートナードッグにはよく思います。
一緒に暮らして長くなるわけではないですが、信頼関係の構築という面ではトレーニングを重ねることで生まれているのだと思います。
ですので、トレーナーとパートナードッグをはじめ、しつけ教室やドッグダンスに励む飼い主さんとその愛犬は
一般の飼い主さんと愛犬との関係よりもより強固な関係ができていると思いました。
私のパートナードッグは私が疲れているとよくぐったりしています

というより、ぐったりしてるなぁと見ている時は私も休息を求めている時だったり…
そんな日は一緒にただひたすら寝て、充電して、次の日からまた頑張ります。
そんなに同調しなくていいよ〜と思ってしまいますが、とはいえそれだけ親密になっているという事ですね。
前向きに私たちの場合はお互いブレーキをかける合図と思って上手に生きていきたいものです。