皆さんこんにちは。
ウィジードッグクラブの加藤です。
平均寿命と健康寿命。
よく聞く言葉ですよね。改めて意味を聞かれたら答えられますか?
平均寿命;0歳における平均余命のこと。
※その年に亡くなった方の平均年齢ではないので注意しましょう。
健康寿命;健康上の問題で日常生活が制限されることのない期間のこと。
ちなみに2019年の日本の平均寿命は男性81.41歳で女性87.45歳。健康寿命は男性72.68歳で女性75.38歳となっています。つまり、男性の場合、健康に70代まで生活が送れたとしてもその後10年ほどは介護が必要になるということです。誰しも健康に最後まで生活をしていきたいと願いますが、こればっかりは抗えないものかもしれませんね。
しかし!
愛犬家の皆さんには吉報です!
日本の高齢者1万人以上を対象とした調査で、「犬を飼っている人は飼ったことがない人に比べて、介護が必要になったり、亡くなったりするリスクが半減する」というのです!!
別の調査でも「犬を飼っている人は、飼っていない人に比べて心疾患のリスクが低減する」といった情報もあります。
ではなぜ、犬を飼うことが健康維持につながるのでしょうか。
研究者らはその理由を以下のように挙げています。
・犬の散歩が適度な運動につながる。
・外出の機会が増え、社会的な繋がりもできて心理面にも良い影響がある。
犬という動物は人間の心に寄り添う力もあれば、今回のお話のように人間の健康維持にも間接的に寄与してくれている。本当に不思議な存在です。
ただ今回のお話で注意しなければいけないのは「犬を飼えば健康寿命が伸びる!」と思わないことです。犬と一緒に生活をする中で様々なことが結果的に健康寿命を伸ばすことに寄与した可能性がある。というお話ですから、犬が自発的に飼い主の健康寿命を伸ばしてくれるわけはありませんのでご注意を。
このブログを書いている私の足元で、愛犬がアンモナイトさながら丸くなって寝ています。彼らは私たちの健康寿命を伸ばそうなんて気持ちはカケラも持っていないでしょうし、元々彼らに与えられた役割(狩猟の共や番犬)はほとんどのコンパニオンドッグには無縁なものになりました。それでも私たちは彼らと一緒に生活することを選び、彼らも私たち人間を好いてくれます。彼らが私たちの生活に良い影響を与えてくれる以上に彼らの生活を良いものにする努力を怠ってはいけないなと改めて思います。