2022年06月22日

ナッジ理論

皆さんこんにちは。
ウィジードッグクラブ本部の加藤です。

先日のブログで、投票型の吸い殻入れの話をしました。
関連記事を調べていて知ったのですが、あのような手法(考え方)をナッジ理論というようですね。
行動経済学ではよく使われる手法のようです。

「小さなキッカケを与えて、人の行動を変える」というのがナッジ理論。
「ナッジ」とは直訳すると「ヒジでチョンと突く」という意味があるそうです。

人が意思決定をする時にはいくつか癖があり、それを利用して人の行動変容を促していくそうです。
例えば次のような癖、皆さんにもありませんか?
・デフォルトを選びやすい。
・社会規範を感じると、みんなと異なっている状況やマナーに欠ける行動に後ろめたさを感じる。
・「多くの人がそうしている」などの情報があると決断しやすくなる。

DJポリスの名スピーチ。皆さんも覚えているでしょうか。
2013年に行われた、サッカーワールドカップの試合後、多くのサポーターが渋谷駅に集まり大混雑しました。その場で誘導をしていた警視庁の男性隊員は「皆さんは十二番目の選手。日本代表のチームワークでゆっくりと進んでください。」というユニークなスピーチを披露し、無事事故なくその場の収拾したというニュースです。

身近にこういった事はよくあるのかもしれませんね。

私は犬のしつけやトレーニングを考える時に、まずは飼い主のことを考えてプランを組み立てます。これは犬のことは考えなくて良いという意味ではありません。しつけやトレーニングは犬が勝手にするものではなく、あくまで飼い主が主体性を持ってやるべきだと考えているからです。
その上で、「どうしたらこの飼い主は実行してくれるだろうか?」と頭を悩ませることもしばしば。。そんなときこのナッジ理論を活用できたるかも……と思いました。
でも考えすぎると、セールストークのように胡散臭くなりそうですのでほどほどにですね。

今回ナッジ理論を調べている時に「仕掛学」という考え方を知りました。ナッジ理論と似ていますが、異なる考え方の仕掛学。
これも面白い内容でしたので、またの機会に書きたいと思います。
posted by Wiz.dog Club at 12:00| 思うこと

2022年06月18日

犬は飼い主の心と同調する?

皆様こんにちは。
ウィジードッグクラブ本部の金成です。

昨日ウィジードッグクラブのトレーナーたちで本をみんなで読みあう勉強会がありました。
現在は「イヌの動物行動学」という本を読んでおります。
この本の中ではよく実験の様子なんかも明記されており、面白いなぁと感じております。

今回の章では実験条件をそろえる事だけでなく、行動に影響を与える可能性のある潜在的な変数をそろえなければならないと明記されておりました。
いわゆる飼い方に違いがあると行動にも変化が出るという事です。
また、実験の際にはその犬の普段の様子で変化を見なければならない為飼い主が一緒にいなければならないというものもあると記載があり、一方でいると影響を与えてしまう場合もある為犬単体で見ていかなければならないともありました。
実験をするといってもなかなか難しいと読み終わった後にトレーナーたちと話し込んでおりました(笑)

ここで話に少し出てきますが、「犬の普段の様子」が出るために飼い主がその場にいなければならないという理由です。
いわゆる安全基地という話でしょう。信頼しているからこそいつもどおりが発生出来る。
しかしながら「いると影響を与えてしまう場合もある」というのが私が気になったポイントです。

2019年になりますが「犬と飼い主、15秒間隔でも「共感」 心拍解析して確認」という記事がありました。

この実験によると心拍数の同調が見られたということです。
またこの心拍数の同調が見られた犬は一緒に暮らしている時間が長い子の方が多く見られたという事でした。
いわゆる、信頼関係が強くなればなるほどこういった傾向がみられるという事ですね。

私個人としては自分の心の動きを犬はよく見ているなぁと感じる事が度々あります。
パートナードッグにはよく思います。
一緒に暮らして長くなるわけではないですが、信頼関係の構築という面ではトレーニングを重ねることで生まれているのだと思います。

ですので、トレーナーとパートナードッグをはじめ、しつけ教室やドッグダンスに励む飼い主さんとその愛犬は
一般の飼い主さんと愛犬との関係よりもより強固な関係ができていると思いました。

私のパートナードッグは私が疲れているとよくぐったりしていますあせあせ(飛び散る汗)
というより、ぐったりしてるなぁと見ている時は私も休息を求めている時だったり…
そんな日は一緒にただひたすら寝て、充電して、次の日からまた頑張ります。
そんなに同調しなくていいよ〜と思ってしまいますが、とはいえそれだけ親密になっているという事ですね。
前向きに私たちの場合はお互いブレーキをかける合図と思って上手に生きていきたいものです。
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posted by Wiz.dog Club at 15:00| 思うこと

2022年06月15日

成功の秘訣は、偶然と戦略的思考とちょっとのコネ?

皆さんこんにちは。
ウィジードッグクラブ本部の加藤です。

皆さんはSTANDARTという雑誌をご存知でしょうか?
コーヒー好きの方ならピンとくるかもしれませんね。STANDARTはコーヒーにまつわる様々なテーマについて掲載している雑誌です。しかもオンラインサービスが様々ある昨今ではありますが、STANDARTはオフラインのみで展開をしている、とても尖った出版形態をとっています。

そんな今号のSTANDARTの中に一人の日本人女性の話が掲載されていました。
イタリア・フィレンツェのバールでバリスタとして活躍している方で、その方のこれまでの経歴についてのお話が主な内容でした。
この話で面白いなと感じたのは、イタリアと日本の文化や思想の違いでした。例えば日本の場合、店先に貼り出してある求人広告を見た人が、履歴書を持って店主と話をする。というのは、よくあることだと思います。でもイタリアの場合は、見ず知らずの人が持ってきた履歴書はほぼ見てくれないそうです。

ではどうするのか。というと、飲食店で働きたい場合は、その店に客として通い、店主やスタッフと仲良くなることから始めるそうです。仲良くなった段階で、初めて履歴書を見てくれるそうです。ちょっと驚きですよね。
他にも店と客との関係も面白くて、店主の友人が客の場合は「割引価格」になるのが当たり前なんだそうです。しかも親密度合いが高ければ、高いほど割引率も上がるそうです。
日本でも「値切る文化」がある地域はありますし、「オマケで一つ追加」なんてことはあると思います。日本で言う「ツケ」と似たような感覚なんでしょうか?

とにかくイタリアの人たちは、人と人の距離感が日本よりも近いそうです。いつもと違うお店に行くと「浮気」と言われることもあるとかないとか!?

記事の中では、どんな職業につくにしても、人と人のつがなり「コネ」が大切だとユーモアを交えて書かれています。きっと私たちにも当てはまることでもありますよね。コネと聞くと、ネガティブな印象もありますが、誰しも誰かと一緒に仕事して、毎日の生活を送っているのですから。

ドッグトレーナーという職業は特に、そいった面が大切かもしれません。ドッグトレーナーの仕事内容は一般の方からすると、よくわからないものです。仮に犬のしつけに興味がある場合でも、しつけ教室を頼るのは、問題が発生してからだという認識も強いと思います。でも私は、ドッグトレーナーこそが、日常生活に一番密接であるべきだと思っています。獣医師は病気に対して、薬を用いて対処しますし、トリマーはグルーミングが基本です。

ドッグトレーナーは問題が発生する前に、飼い主に犬との関わり方をレクチャーし犬の成長を観察する、問題が発生した場合には改善に向けて飼い主と共に解決策を模索して実行する。平時には、犬と飼い主の関係がより良くなる提案をしていく。このように、様々な場面で、ドッグトレーナーは飼い主と犬に寄り添うことができます。

これらの事をどれだけの飼い主が知っているでしょうか?知ってもらうためには、ドッグトレーナー自身がたくさんの人と繋がる必要があるのだと思います。つまり「コネ」が必要!?なのかもしれませんね。
posted by Wiz.dog Club at 12:00| 思うこと